こんばんは、豪傑旦那のまつです。
株価の上昇で利益を得るには他の人より早く上昇する銘柄を見つける必要があります。
そして、長期投資の場合、情報を吟味すれば上がると分かるが、直ぐに株価に反映されない瞬間(数日から数ヶ月程度)が良くあります。
他の投資家がまだ見えていない株価上昇の可能性に、いち早く気づく、一歩先まで見通すことが上昇銘柄を安値で買うコツなのかなと思っています。
幸いなことに、割安成長株投資を始めて、4つの銘柄の内、3つの銘柄で勝つことができ、一つの銘柄では大勝利を収めることができました。一つは現状負けていますが、買い増して反転を待っています(ファンデリー)。
その銘柄をウォッチし続ける中で、明らかなビックIRにも関わらず、市場がそれを適切に評価できず、株価がついてこない状況を何度も目にしました。
そういう銘柄はふとした拍子に上昇トレンドに入って、スルスルと株価が上がっていくことが多いです。
※シノケンやUTG等。
ここでは、実際にまつが持っていた銘柄で、そういう一歩先を見ると株価が上がることがわかるはずだった経験を記事にしていこうと思います。
また、最後には、現在進行形でギャップが生じている銘柄の情報も記載しています。上手く使って利幅を取ってください。
■シノケンのインドネシア・国内REIT承認の発表
7月29日のシノケンのインドネシアREIT承認発表の際は、40円しか株価が上がらず、その日の引けまでには上昇分も殆どが下がってしまいました。
また、10月18日、シノケンの国内REIT承認のIRが出ましたが、これも一瞬40円ほど上げましたが、そこから2週間かけて、発表前よりも下落する場面が何度もありました。
この二つのIRの大きさは、シノケンを長く保有している人であれば分かりますが、初めて聞いた人にはREITって凄いのか。インドネシアって、東南アジアか。
くらいの認識だと思います。
この認識のギャップによって、株価が上がるはずの情報で、株価が上がらないという不均衡が発生するわけです。
例えば、IRに記載はありませんが、インドネシアREITの可能性を考えたとき、インドネシアの経済発展が期待できるということの他に、インドネシアには家を買うための住宅ローンがないということが明示されていない大きな要素になります。
ローンがないということは、不動産は即金で買わなければならないものであり、売り手にとっては即金で買える相手を探さなければならないものなのです。
優良な不動産であっても買い手が見つからなければ売れないので、現地の不動産屋は困っているわけです。
そこに資金が豊富なREITが出来たらどうなるか。いい物件の方からREITの資金で買ってくれと声がかかるわけです。
これは決算説明会で話されていたようですが、既に現地で数百億円規模の物件を買ってほしいという話も来ているようです。
また、インドネシアが外資による不動産投資を規制している関係で、日本の大手ディベロッパーもシノケンのインドネシアREITに興味を持っているとのことです。
これは、IRには載っていない情報ですので、常にシノケンの情報をフォローしている人だけが気づけるものです。
このインパクトに大抵の人が気付くのは、上方修正のときか、会社の三か年計画で大きな成長が発表されたときでしょうが、その時には分かっている人は既に株を買い込んでいるというわけです。
■11/21、今現在、情報と株価にギャップが出ているのは?
上で書いたシノケンREITについてはかなり織り込みが進んできました。
インドネシアREIT発表時は790円⇒1200円
国内REIT発表時は1120円⇒1200円
国内REIT承認についてはまだこれから株価に反映かと思っていますが、一段上げたのは確かです。
そして、今、最も熱いギャップはシノケンの3Qの決算説明資料にあります。
決算発表後、60円程高くなりましたが、まだ株価は上下を続けていて、昨日は決算前と比べて、30円程度高値の位置まで下落してきました。
3Qの決算説明資料で明言はされていないものの、明示されたポジティブ材料は以下の2点です。
①上方修正
②増配
明言されてはいないため、ニュースで”上方修正”や”増配”とは配信されていませんが、資料をよく読んでいる人であればそれに気づけるようになっています。
まぁ、上方修正はバレバレですけど(笑)
①については以下の画像を見てください。既に3Qの時点で営業利益は通期目標の94%を超えています。
10/18に国内REITの承認があり、それが業績に与える影響を精査中のため、上方修正の発表が遅れていると予想していますが、上振れ要因がなくとも、今までの事業のみで上方修正は明らかです。
最も業績が悪化すると予想されたのは3Qでしたからね。
②についてもよーく画像を見ていただければ分かるはずです。上が2Qの配当金予定、下が3Qの配当金予定です。
何か違うことに気づかないでしょうか。
2QのIRが以下↓
3QのIRが以下↓
そうですね。19年度配当金のグラフが伸びています。画像から読み取るに33~35円くらいには上がりそうです。
期末配当は15円の予定ですので、これが20円になる公算が高いと見えます。
このIRは、明らかな増配宣言と言えるでしょう。
そして、”普通配当”でのとあるのが味噌で、シノケンは来年の6月で30周年を迎えます。
30周年記念配は十分に予想でき、通常配当の増額と記念配当を合わせて配当がグッとアップする可能性があります。
少なくとも、増配のお知らせは今から2~3週間程度で発表となるのではないでしょうか?
※11/21現在は未発表です。12月末に配当の権利確定のため、12月前半には発表となると予想しています。
しかし、上方修正と増配のIRが明確に出ていないからか、株価には殆ど影響を与えていません。
そんなわけで、既にまつは全力買いを敢行しています。
※関連記事
シノケン株、3Q以降の戦い方!~最後の追撃1000株にて停戦へ~
インドネシアREITの部分で、もしその時だったら買えたのにと思ったとしても、今の3Q決算説明書の情報を見て買えるかどうか。
それが、一歩先を見て動けるか?ということであり、その難しさであると思います。
他の銘柄でも明確に示されてはいないけれど、示されている情報は存在します。
そういう情報を掴み、投資することが大事だと思います。
今お伝えした決算説明書にある大ヒントを自分で見つけるだけの話です。
その情報とその情報を見つけて・分析して・出した”結論”と”自分自身”を信じ、株を買い向かえるかどうか、その決断力も投資では重要になると考えています。
(・・・もし、それがあるなら、やることは一つ! 明日の朝一シノケンを買うことです笑!!)
ではでは(*´ω`*)ノシ